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自己表現の可能性を広げる
第8回『筆談援助者養成研修』in 東京
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主催:筆談援助の会

 私たちは、援助者が「手」を添えることによりその人の気持ちを支え、「書く」という自己表現を助けるコミュニケーション方法の一つを『筆談援助』と呼んでいます。 
 筆談援助の会が平成18年より開始した援助者養成のための研修会は、今年で8年目となります。今年も、スタッフが20年近い実践を積み重ねてきた経験を活かして、研修会を行います。

 「筆談援助者」は今日までに確実に増え続け、各地の学校や家庭、日中サービス、生活支援などの支援施設で音声表出による発信が出来ない方とのコミュニケーションツールの一つとしてご本人が前向きに生きることに役立てています。
 長い間自分の思いが伝えられず、受動的にしか生きて来られなかった方が、ご自身の思いを語り始めることで「自傷行為やパニックが収まってきた」「落ち着いて前向きに生活できるようになった」「支援者の支援の形が変わってきた」・・・というような報告は後を絶ちません。「筆談援助」で自己表現をし、お互いの気持ちがやりとりできるようになっていく過程は、本人と援助者、そしてそこに居合わせた人たちとの温かなコミュニケーションができる場になります。

 研修会には、毎回障がいのある「筆談ユーザー」に先生として来ていただきます。
 研修参加者たちはその都度、ユーザーさんから沢山の元気をいただいて来ました。

(昨年の大阪での一コマをご紹介します)
Aさん(成人男性)は「これだけ沢山の僕たちのことをわかってくれる方がいらっしゃるのを知って、嬉しい」と書きました。そして研修参加者皆さんとの練習の後で「自分は役に立ちましたか?」と質問されました。参加者から、心からの有り難うと感謝の言葉を伝えると、普段涙を見せたことの無いAさんはうれし涙を流され、その場にいた皆さんが温かな雰囲気に包まれました。

 この研修では、技術的なことに留まらず援助の基本となる心のケアについて、研修生ご自身が感じ取ることを大事にするワークショップを通じて、体験的に学んでいただきます。
 筆談を援助出来るようになりたいと思う方ならどなたでもご参加ください。

 以下は筆談援助への基本的な考え方を知る上で、大事な事が書かれている書籍です。ご一読をお願いします。(参加者には、当日会場で販売します)

「言えない気持ちを伝えたい
 −発達障がいのある人へのコミュニケーションを支援する−」

筆談援助の会編  エスコアール出版 

「よくわかる自己表現にハンディのある子どもの心のケア」

さぽーと優&遊・著 大揚社 


【研 修 要 綱】
 今年は「もっと優しく手軽に筆談援助が出来るようになるために」をテーマに以下の内容で実施します。

  • 年間を通じて二日間研修を2回・一日研修を2回、全6日間設定します。
  • 二日間研修は、基本になる心のケアの考え方や、筆談を参加者自身が体感できるようなワークを多く取り入れた内容になります。勿論筆談ユーザーの方にも来ていただきます。
  • 一日研修は、複数のユーザーさんに来ていただき、筆談を使って気持ちを聞かせてもらう、ユーザーさん同士の会話を手伝う、等を通じてユーザーさんと援助者が一緒に学び合える会にしたいと思います。

    ・初心の方は2日連続の研修にご参加をお願いします。
    ・経験者の方は、どこに参加されても自由です。
     ブラッシュアップのつもりでご参加下さい。1日でも2日でも・・・・
     6日間全て参加頂くこともご都合でご検討下さい。
    ・また、今まで研修に参加された方が6日間全て参加される場合は、
     研修費を半額にさせていただきます。

    1、 年間日程: 1回目 平成25年5月26日(日)
    2回目 平成25年8月17日(土)〜18日(日)
    3回目 平成25年11月10日(日)
    4回目 平成26年 2月 8日(土)〜9日(日)
    2、 時  間: 1日目 10:00〜18:00
    2日目 9:30〜17:30
    3、 場  所
    東京都内: 場所が確定次第、参加希望者には追ってご連絡を差し上げます。
    ※ 関西方面の方は,大阪で定例勉強会を行っていますので、関心のある方はお問い合わせ下さい。
    4. 募集定員: 20名
    ※直前まで受け付けますが、定員になり次第締め切らせていただきます。
    5. 参加条件: 自己表現にハンディのある人にかかわる職業や活動に携わっている方。
    ご家族。これから関わろうとする方。
    ※一 日 研 修:研修に参加したことがある方。
    ※二 日 研 修:どなたでも
    6. 研修費 : (別途徴収テキスト代「言えない気持ちを伝えたい」1700円)
    一日1万円 ×日数
    〔振込先〕  ゆうちょ銀行口座
    1)【店名】〇五八 【店番】058 【普通預金口座】2216368
    2) 記号10530-2 番号22163681
      鈴木敏子
    7. 申込方法: 申し込み用紙に必要事項を総てご記入の上FAXまたはメールでお申し込み下さい。

    申し込み用紙のダウンロード(PDFファイル)
    ※連絡先等漏れの無いようにお願いします。特にメールアドレス
     は必ずお書き下さい。
    ・申し込みと同時に参加費をお振り込み下さい。
    ・申込書と参加費の振り込みを確認次第、受講票を送らせていた
     だきます。
     ※参加受付は前日まで行いますが、定員になり次第終了させて
      いただきます。
    8. 申込先 : 筆談援助の会 事務局 鈴木敏子
    〒299-1142 千葉県木更津市畑沢2-36-3
    Tel:0438-30-3093 携帯090-4452-0804
    Fax:0438-30-3091 Eメール:toshiko@escor.co.jp
    9. その他詳細につきましては上記事務局宛ご連絡下さい。
    事務局電話で不在の時には、ご連絡先を告げていただけると折り返しこちらからお電話を差し上げます。

【研 修 エピソード】

(その1)
 筆談を信じてはいましたが、本当に自分に出来るのか?という不安がありました。
 2日目 実際にBさんの手を取り、書かせていただけたことで「こんなにもすぐに自分に出来てしまって良いのかな?」と思う気持ちと「やった!私にも出来た!!」と嬉しく思う気持ちがありました。Bさんには、本当に自信を与えてもらえたと思います。
 筆談をして書かれた言葉の全てを信じてしまいそうになりますが、そうではなく「会話をするための方法」として活用していけたらと思いました。
(その2)
 2日で3人の方と筆談練習を行って、人それぞれ力も張り合い方と感じ方も違うんだと感じることが出来ました。Yさん(援助者)とDちゃんのポインティングを見せて貰い「私の施設でもやれる方がいるんじゃないかな?やってみようかな」という気持ちになりました。
(その3)
 違っていい 間違っていい
 人に触れられることに慣れていなくてもいい・・・・・・
 「ありのまま」と「一緒に居ていい」という感覚を筆談の場面で体験しました。
 貴重な体験でした。

※ 関西方面の方は、大阪で定例勉強会を行っています。関心のある方は
  お問い合わせ下さい。

七野友子: 携帯mail:7tomoko@ezweb.ne.jp(携帯からのみ受信)
PCmail:tomoko-yuuyuu@sakai.zaq.ne.jp
留守番電話:090-2040-0028  Fax:0722-85-4459 



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